Amazon QuickSight: SPICEデータセットがスケジュールリフレッシュに対応しました
従来はSPICEに格納したデータの更新はQuickSight上にあるボタンをクリックする必要がありましたが、今回のアップデートでスケジュールによる自動更新が可能になりました。
データソースの設定を開くと [Schedule refresh] という新しいボタンが追加されていることが確認できます。
スケジュールリフレッシュの対象データソース
スケジュールリフレッシュはサポートされるすべてのデータソース、つまりAWS、クラウドサービス、およびオンプレミスにあるデータに対して有効であり、全サポートリージョンのすでに作成済のデータセットについても利用可能です。手動でのリフレッシュと同様に、データセットのリフレッシュ状況のサマリを確認することが可能です。
SPICEデータのスケジュールリフレッシュがAmazon QuickSightに追加されました
下記のデータソースについて、SPICEデータセットのスケジュールリフレッシュできることを確認しました。
- Redshift
- Athena
- RDS/MySQL
- RDS/PostgreSQL
- RDS/Aurora
- S3
スケジュールリフレッシュのサイクル
スケジュールリフレッシュのサイクルはDaily(日次)、Weekly(週次)、Monthly(月次)の3種類です。
日次(Daily)
一日一回実行する時間を指定します。
Weekly(週次)
週一回実行する曜日と時間を指定します。
Monthly(月次)
月一回実行する日付と時間を指定します。1〜31日以外にLast day of month(月末)が指定できます。
スケジュール設定
実際に動作を確認してみます。今回はDaily(日次)で動作を確認します。TimeZoneがデフォルトで Asia/Tokyoになるのでタイムゾーンを気にせず設定できるのはありがたい仕様です。時間指定は時分を指定します。
登録が完了しました。
指定した時間になる前に、「2014」のデータを投入して置くと、指定した時間の1分後にはデータが更新されました。
最後に
既存のデータセットに対して、Repeates(周期)と日時という2つのシンプルな設定をするだけでスケジュール更新がかけられるようになりました。この機能は本格運用には欠かせない機能です。例えば、夜間の定期バッチでデータマートを作成し、スケジュール実行でSPICEデータセットにデータ同期させるといったユースケースが想定されます。